勉強を始めたいけれど、独学で進めるか、講座を使うか。 費用はなるべく抑えたいし、仕事に合わせて勉強したい。 でも、分からないところが出てきたときに、自分だけで進められるかは気になりますよね。

独学には、教材や学ぶペースを自分で選べる良さがあります。 その一方で、何をいつまでに学ぶか、つまずいたらどうするかも自分で考える必要があります。

そこで、費用や自由度だけでなく、勉強を続けるために自分で用意できるものまで比べてみましょう。 独学を続けるか、必要なところだけ助けを借りるかを考える目安になると思います。

この記事の目次

  1. 独学か講座かは、足りない支援から選ぶ
  2. 独学のメリットは自由度、負担は学習を支える仕組みづくりにある
  3. 足りないものが一つなら、講座一式の前に支援を足す
  4. 講座への切替は、独学の条件が不足し続けるときに比較する

独学か講座かは、足りない支援から選ぶ

講座の料金を見るとき、教材や授業の内容は確認しても、質問できるか、学習計画を相談できるかまでは見落としてしまうかもしれません。 しかし、独学と講座を比べるなら、そうした手助けをどこまで必要としているかも考えておきたいところです。

たとえば、学ぶ順番や期限を自分で決められるなら、計画づくりを任せる必要はないかもしれません。 反対に、分からないことが出てくるたびに止まってしまうなら、質問できる相手が必要そうです。

この違いを整理せずに「自分は独学に向いているか」と考えても、判断しづらいと思います。 まずは、次の三つを自分で用意できそうか確認してみてください。

  • 何を、どの順番で、いつまでに学ぶかという計画
  • 分からないところを質問し、間違いを直すための方法
  • 進み具合を確かめ、必要に応じて計画を見直す機会

すべてを一人で解決する必要はありません。 一部だけ足りないなら、その部分の助けを借りながら独学を続けることも選択肢になります。

独学のメリットは自由度、負担は学習を支える仕組みづくりにある

費用と学ぶペースを調整できる

独学なら、必要な教材を選び、自分の目的に合わせて学ぶ順番を決められます。 すでに理解している範囲より、まだ分からない範囲に時間をかけたい。 そんな調整ができるのは、独学の良さだと思います。

教材や外部の手助けを必要な範囲に絞れば、直接支払う費用を抑えられる場合もあります。

ただし、独学なら必ず安く済むわけではありません。 教材以外にも、学ぶ内容によっては試験料や機材費、質問や添削を依頼する費用が必要になります。 講座と比べるときは、受講料と教材費だけでなく、自分に必要なものを含めた金額で確かめておくとよいと思います。

自由な分、計画と見直しも自分で担う

自分のペースで進められることは便利ですが、予定どおりに進まないときにどう立て直すかも、自分で考えなければなりません。 教材を選んで勉強を始めるだけでなく、その後の進み具合まで見ていく必要があります。

また、分からないところを質問できることと、自分の間違いを直せることは、分けて考えておくとよさそうです。 解答や成果物について、できている点と直す点を確認してもらい、次にどう修正するかを決める。 ここで必要なのは、そうしたフィードバックの機会です。 MakaraとKuusinenの論考では、学んでいる途中の現在地と目標を確かめ、前へ進むためのフィードバックを返す評価の方法が説明されています。 相談先を比べる際も、このような支援を受けられるかを確認してみてください。

独学と講座では、次のように確認するところが変わります。

比べること 独学で考えること 講座を選ぶときに確かめること
費用 教材や必要な手助けにいくらかかるか 必要な支援まで料金に含まれるか
学ぶ順番とペース 目的や生活に合わせてどう組み立てるか 自分で調整できる範囲はどこまでか
質問と修正 誰に質問し、どう間違いを直すか 質問やフィードバックを受けられるか
計画と進捗 いつ進み具合を確かめ、見直すか 計画や進捗について相談できるか

講座なら、このすべてを任せられるとは限りません。 必要な支援が含まれているかは、講座ごとに確かめる必要があります。

足りないものが一つなら、講座一式の前に支援を足す

たとえば、何を学ぶかも、いつ勉強するかも決まっているのに、問題の解き方が分からず止まってしまう場合を考えてみます。 この場合、足りないのは計画よりも、質問できる相手かもしれません。

それなら、講座へ切り替える前に、質問だけできる方法がないか探してみるのも一つの手です。 質問先を用意できれば、自分で決めた計画を使いながら進める案を検討できます。

自分で進められる部分を確認する → 止まっている理由を一つ挙げる → その部分だけ助けを借りられるか調べる

もちろん、質問や添削だけを利用できるかどうかは、学ぶ内容やサービスによって異なります。 使いたい支援が見つかったら、費用と利用条件を確認してから比べてみてください。

独学を続けるか、全部を講座に任せるか。 その二択にしなくても、今できている部分を残したまま、足りないところだけ補う選び方があります。

講座への切替は、独学の条件が不足し続けるときに比較する

一方で、計画を見直しても勉強が止まる、質問先を用意できない、何を直せばよいか分からない状態が続くこともあると思います。 その場合は、一人で進めることにこだわらず、必要な支援を受けられる講座を比べてみるとよさそうです。

目的や期限を決めるところで止まっているなら、計画を相談できるか。 間違いを直せずに止まっているなら、解答や成果物を見てもらえるか。 自分が困っていることと、講座で受けられる支援を照らし合わせます。

ただし、講座へ切り替えれば必ず続けられる、というわけでもありません。 料金を払う前に、必要な支援が本当に含まれているか、どのように利用できるかまで確認しておきましょう。

まとめ

独学には、費用やペースを調整できる良さと、計画や質問先を自分で用意する負担があります。 迷ったら、「独学に向いている性格か」よりも、今どこで勉強が止まりそうかを考えてみてください。

一人で進めにくいところが見つかったら、そこを補う方法と費用を確かめる。 その順番で比べれば、独学を続ける場合も講座を選ぶ場合も、何を必要としているのかを整理できると思います。